薬代は交通事故の補償や保険の対象になるのか

薬代は、交通事故に関わるお金に含まれる場合があります。事故があった後は、色々お金の問題が浮上する事も多いです。損害請求や保険会社からの支払いなどが、主な理由です。薬代もその1つです。たいていは薬代は支払われますから、領収書は保管しておく必要があります。

ただし薬店などで自分で買った湿布薬などは、対象外になる事も多いです。

事故後の治療費のやり取り

交通事故の後は、治療費のやり取りが色々あります。事故で負傷してしまった場合、病院で治療も受ける事になります。治療を受ければ、もちろん病院には治療費を支払う必要があります。その治療費が支払われる形も、色々あります。

労災として支払われる事もあれば、相手から慰謝料という形で払わられる事もあります。また事故の場合は、自動車保険による補償の対象になる事も多いです。つまり医療費用に対しては、保険がおりる訳です。色々なパターンはありますが、少なくとも事故後には治療費用に関するやり取りがあります。

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事故の治療の為に薬代を支払う

ところで自動車事故が原因で、整形外科などで治療を受けた時は、薬が処方される場合があります。その場合は、もちろん薬局にも薬代を支払います。たいていは、整形外科から処方せんが渡されます。それを病院近くの薬局に持参して、薬が渡されるのが一般的です。

ただ例外的に、薬局でなく病院から直接薬が出る事もあります。その場合は、薬代は病院に支払う事になります。病院にせよ薬局にせよ、薬代を支払った時は、領収書も発行されます。後述しますが、発行された領収書は厳重に保管しておくことが大切です。

お金を全額自分で支払うとは限らない

それで上述の通り、事故後のお金は全て自己負担になるとは限りません。誰かからお金が支払われる場合があります。明らかに相手に非がある事故の場合は、損害賠償の対象になる事も多いです。相手に非があるなら、事故に関わるお金を請求して、支払ってもらう事ができます。

それと保険です。事故に関わるお金は、保険でおりる場合があります。という事は、かかったお金を全額を自分で支払うとは限りません。損害賠償で一部支払われる可能性もあれば、保険金もあります。

事故後の医療費が支払われる事も

具体的にはどういうお金に対して支払われるかと言うと、例えば治療費です。上述の通り、事故後に整形外科で治療を受けるケースは多々あります。事故の状況によっては、高額な医療費を支払う事もあります。そして「明らかに相手に非がある」時は、その医療費が支払われる事も多いです。

保険も同様です。ですから医療費に関する領収書などは、全て保管しておく必要があります。

治療に必要な薬は支払い対象

ところで上述の薬も例外ではありません。明らかに治療で必要な薬の場合は、たいてい支払われます。例えば注射です。状況によっては、治療する為に何か薬を注射する事もあります。いわゆる投薬注射です。もちろん治療を受けた時は、その薬代も支払う事になります。

この場合の薬は、たいてい損害賠償や保険金の対象になります。

薬局に対する薬代も支払い対象

何も投薬注射だけではありません。薬局などで薬を処方してもらった時も、同様です。そもそも医師が処方せんに記入する薬は、大部分が治療行為の対象になります。薬を服用する事で、事故の症状が治ると判断されている訳ですから、明らかに薬は事故治療の一部になります。

たとえ薬局に対してお金を支払っていたとしても、結局は事故治療の一部になる訳です。そして治療費は、損害賠償や保険金の対象になります。ですから薬局にお金を支払っていた時でも、支払い対象になる事が多いです。もちろん薬局でなく病院から直接薬が渡された時も同様です。

薬代に関わる書類は保管しておくべき

このため薬代に関する書類は、全て保管しておく必要があります。大切な証拠になるからです。例えば保険会社から、お金がおりる事になったとします。その場合、保険会社に対しては「事故に関わる薬代は支払った」という旨を伝える事になるのです。

ですから保険会社には、薬代支払いの事実を証明する必要があります。もちろん口頭ではありません。口頭ではなく、あくまでも書類で証明するのです。そのため薬局や病院から発行された領収書は、必ず保管しておくのが望ましいです。

一旦領収証が発行されても、それを紛失しないよう注意しましょう。

保険だけでなく、損害賠償も同様です。

処方せんでなく薬店で購入する

ところで事故後の薬に関しては、色々な状況があります。必ずしも処方せんに関わる薬だけではありません。例えば事故後に、首に強い痛みがあるとします。その症状が辛い時は、湿布薬を使用する事もあります。湿布薬を貼っておけば、多少は痛みが緩和されるからです。

ところで湿布薬は、必ずしも処方せんで購入する訳ではありません。確かに整形外科に行けば、湿布薬を処方してくれる事はあります。しかしその薬は、ドラッグストアでも販売されています。ですから痛みを和らげる為に、一旦は薬店に足を運んで、湿布薬を購入する場合があります。

何も湿布薬だけではありません。事故に関する症状を緩和する為に、ドラッグストアで色々と薬を購入する事もあるでしょう。

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ドラッグストアなどの薬は対象外

上記でも触れた通り、薬代は損害賠償や保険の対象になる場合があります。

しかし「全て」の薬代が対象ではありませんから、注意が必要です。状況によっては、対象外になる薬代もあります。その1つが、上述で挙げたドラッグストアで買った薬です。損害賠償や保険の対象になるのは、あくまでも治療費になります。

被害者が自分の判断によって購入した薬の場合は、対象になる訳ではありません。このドラッグストアの薬は、あくまでも医師の指示ではなく被害者が自分で判断して購入している事になります。ドラッグストアの薬によって症状が和らぐ事があったとしても、補償や賠償の対象にはなりません。

何らかのサイトで購入した薬も、同様です。通販に似た形になりますが、痛みを和らげる為にWEBで薬を購入するケースもあるでしょう。個人輸入サイトでも、鎮痛剤を購入する事はできます。ですが個人輸入による薬の購入も、やはり対象外になります。

基本的には、病院から処方してもらった時の薬代のみ対象になります。病院の処方せんの場合は、話は大きく異なります。事故治療の為に医師が薬を処方している訳ですから、薬局などに支払う薬代は、「治療費の一部」であると見なされる訳です。